明治30年(1897)~平成7年(1995)

簡単な紹介

株式会社コーセー創業者

ロケ候補地

生家(現在も親族が住んでいるため、ロケには調整が必要)

ストーリー

株式会社コーセーの創業者、小林孝三郎は、明治30年(1897年)6月29日、茨城県坂東市(旧岩井市)に生まれた。
当時は、文明開化がようやく定着し、明治27、8年の日清戦争で勝利を得た日本は、三国干渉で、極東に進出したロシアに対応するため、富国強兵政策がとられ始めた、そんな時代背景だった。
幼少期を、当時の猿島郡岩井町で過ごし、小学校高等科に通う年になると、親元を離れ、千葉県我孫子町にある我孫子尋常高等小学校に通った。
高等小学校卒業後、明治45年、16歳のときに、創業明治26年の化粧品製造メーカーである高橋東洋堂に入社し、太平洋戦争で日本が敗れた翌年の昭和21年まで35年間を化粧品ひとすじで過ごした。
その後、高橋東洋堂から独立し、昭和21年、50歳にして小林合名会社を設立、2年後、昭和23年に株式会社小林コーセーを設立し、代表取締役に就任した。
終戦後の品不足の中、化粧品がヤミで公定価格の2倍にも3倍にも売れるという時代に、自社の商品の品質と信用を保つため、日本初となる「小売店直接販売方式」による定価販売の協約制度を導入するなど、既成概念にとらわれることなく、順調に会社を拡大していった。
その後は、東京化粧品工業会の副会長、会長、日本化粧品工業連合会代表理事を歴任、フランスロレアル社との技術提携など、日本の化粧品業界の先駆者として活躍した。

主な関連人物

特になし

主な文献

化粧品ひとすじ-小林孝三郎傳