平成17年度,茨城県では272作品が撮影されました。

2007/7/23

平成17年度いばらきフイルムコミッション(FC)の実績等について ~全国有数のロケ地として定着~

 映画やテレビドラマなどのロケ誘致やロケ支援を行う「いばらきフイルムコミッション」(事務局:企画部地域計画課フィルムコミッション推進室)については,設置後3年6ヶ月(設置:平成14年10月1日)となり,この間614作品を誘致し,これらの作品が映画やテレビなどの映像を通して全国に発信され,茨城の知名度向上やイメージアップに繋がっています。
この度,映像製作関係者からのアンケート調査などを踏まえ,平
成17年度のロケーション実績及びFC効果等についてまとめました。

1 県内初のハリウッド映画も撮影

平成17年度の撮影作品数は272作品(対前年度比1.45
倍),延べ撮影日数で632日(対前年度比(1.09倍),相談件
数も697件(対前年度比1.18倍)。
_広範囲に広がるロケ地
・ワープステーション江戸や国際会議場,古い建物などロケ
に適した施設としての認知度が高まり,自然風景だけでな
く,まちの風景などのロケーションが増加。
【例:ワープステーション江戸の実績・・・作品数48(前年度比1.55
倍)撮影日数136日(同1.43倍)】
_ハリウッド映画「BABEL」(バベル)
- 日本公開:2007年予定 -
・監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
(2000年カンヌ国際映画際グランプリ受賞)
・4カ国で撮影実施。(メキシコ,モロッコ,LA,東京)
・県内ロケ:東京パートの一部が石岡市体育館で2日間に渡
り撮影。(聴覚障害者のバレーボール大会シーン)

2 経済波及効果,3年半で11億円超!

_平成17年度の経済効果
県内消費推計額:約3億1千万円。
経済波及効果 :約4億3千万円。
_過去4年度間の経済効果
県内消費推計額:約8億3千万円。
経済波及効果 :約11億6千万円。

3 県民も映画作りに参加

エキストラとして参加された県民は,映画「夜のピクニック」
の高校生役など,延べ9,000人を超える。

4 観光PRにも活用

・県観光協会発行の観光パンフレット「いばらきe‐旅」に県内
ロケ地を掲載
・各種イベントにロケ風景のパネルなどを出展,展示。
・県ホームページに,新たにロケ適地90箇所を約600点の
写真で紹介。
※ 県HP URL:https://www.ibaraki-fc.jp/

5 全県的なロケ支援体制の確立

市町村と連携したFC活動の積極的な展開や市町村FC設置。
・平成17年度設置:潮来市,北茨城市,牛久市
・平成18年度設置:つくば市
・県内市町村単位の数は常総市と合わせて,5FC。